雲

あの白い雲の上を歩けたらいいな
人は誰も一度はそんな夢を見るよ

時と共に姿を変えて空に浮かんでいる
それは人の心を映す時もある

汚れた風に流されるまま　空へ溶け込んでいく
ただ　悔しいだけ　悲しいだけ

青い空　赤い空　白い雲
決して同じものなど無く
決して触れることのできない白い雲


いつも何処かで貴方は僕と同じように
真白な雲見つめ　誰かを思い出してるの

時と共に姿を変えて空に流れていく
それは生きてきた人の足跡みたいなもの

雨が降り消え去っていく　雲の行方がわからない
ただ　僕の心　君の心

青い空　赤い空　白い雲
決してとどまることなく
きっと生まれ続けていくよ

僕はあの雲を見つめ　貴方を思い出していた